TC2000

前日に、知り合いからチケットが余ってしまっているので走らないかと打診を受け、TC2000の初走行を決意しました。 以前にTC1000走ったときに、純正バンパーがオイルクーラーのコアを隠すようなレイアウトだった為に油温が上がり過ぎてスローダウンを余儀なくされた時に、次にナリタ以外のサーキットを走るときにはエアロに戻すか、コアに風が当たる様に加工してからにしようと思っていたのですが、結局そのままのエントリーとなりました。 今回の走行枠は、2時からの30分間の枠です。 ワクワクして12時半頃に着いてしまいましたが、既に知人が先に到着してました。 何度も一緒に走っているY澤女史、今回誘っていただいたK山夫妻。 他に、名前は何度か伺っていましたが今までお会いする機会の無かった、僕達の業界(仕事の)ではかなり有名な方とも初めてお会いしました。でも、あまり話をする事は出来ませんでした。 自分の出走までに、レンズ類のテーピングや4点式シートベルトの取り付けなどを済ませます。タイム計測のための機械が欲しかったのですが、急遽出走の為今回は諦めてました。でも、誘ってくれた知人のK山さんが枠が違うからと言う事で貸してくれました。感謝感謝です。 前の枠の走行が終わり、車がどんどん出て行きます。で、ついに僕が走る枠の出走となりました。 僕は、仲間ですでにTC2000デビューをされているY澤女史に着いてコースイン、すぐさまハザードを炊いて一周目は完熟走行とタイム計測器の様子見のためにスロー走行です。 最終コーナー手前からハザードを消し、アタックに突入! 一本目のホームストレートでふと思う。 「あれ?ブレーキングのポイントが分からないぞ」 と思っているうちに第1コーナーが間近に。 ここで、結構思いっきり、かつ長めにブレーキ踏んじゃいました。ステアリングも切ってたと思います。 記念すべき最初のコーナリングで派手にスピンかましてしまいました。 その後、この一周はリハビリに費やしました。 2本目以降も、速度域こそ上がったもののラインやアクセル開度など全く分からず、ギャラリーからしたらダラダラ走ってるように見えたと思います。僕的には初走行だったので何となく感触が得られればいいやって気持ちで後ろから早そうな車が来たら即座にハザードつけてました。 とは言ってもただ抜かれ続けてるだけでは面白くないので、前後に車が居ない時にはアタック的なことをしてみたりしつつ、周回を重ねました。 それにしても、ナリタみたいな狭い所で走り慣れてしまうと、TC2000は広すぎですね。 ・コース幅が広すぎてどこを走っていいのか分からない。 ・ストレートが長すぎて、速度が出すぎ。 いやいや、怖いです。でも、恐怖心を抑えながらもコーナーを旋回するのはやっぱり楽しい♪ 5本目の最後のヘアピン辺りからクリアっぽいのが取れたのでアタック開始。 ラインが全く分からないけれど頑張って攻めます。なんだかんだで前に車が居ますがとりあえず一周はアタックしたいのでアクセルは緩めません。ワーニングもなんだか光ってますが見なかった事にしてアタック。 結局これが本日のベストラップ。1'14.46でした。
とりあえず走ってる時の画像。 どこ走ってんだこれ(汗 6本目の感じが良かったので、7本目も頑張るぞ!と気合を入れる。 しかし油温に続いて水温もワーニングが点灯。 えぇい!もう少しだけ頑張ってくれ! そうロードスターに言い聞かせ、攻める!攻める! 最終コーナーでミニが回ってた。後で動画を見返すと結構危険な抜き方しちゃってます。反省。 コーナーを抜けた立ち上がりで親の仇の如くアクセルペダルを踏む!踏む?踏み抜けちゃった!? ナニコレ?一瞬頭の中真っ白。でも、このすぐ先がピットロード入り口だったのを思い出し、後方確認⇒ハザード点灯⇒右端に車線変更矢印ピットロード進入が出来ました。 人間、焦っててもやらなきゃいけない状況ではどうにかなるもんだ。 ピットで止まると、アクセル踏んでないのに回転数は落ちない。 落ち着いてエンジンOFF。 この状況でまず思い浮かんだのが、ペダル周りの破損。 アクセルペダルの裏側のどこかが壊れ、常に踏んでいるのと同じ状態になってしまっているのではないか。頭突っ込んで見てみましたが、ペダルがぷらんぷらんな状態以外は特に変わったところが無いように思える。 という事はエンジン関係? かなりビビリながらエンジンルームを開けると、運転席側のアッパーマウントの下に何か転がってる。 スロットルのシャフトが破断してる(汗 そのせいで、アクセルワイヤーがぷらんぷらんしてる...。
破断したシャフトを含むスロットルの画像。 あ?もう今日は走れないのか?。ん?今日はと言うか、コレって走行不能じゃん! 困り果てました。一番の問題は今日のサーキットは内緒で参加しているという事。 最低限、実家まで車を持っていければ別の車で帰れるのでいいのですがそれもままならない状況。 僕が所属してる、WDPの会長(生粋の周回系)にたまらずコール! 会長から、とりあえず今出来る状況確認(エンジンへの影響とか)と、その他のアドバイスを頂きました。 その後、現地で出来ることをいくつか行いました。 まず、知人の懇意にしてるショップで積車を手配してもらえるか。 積車は今日丁度別の用事もあってお願いすると到着が夜になる模様。その時はまだ午後3時。お願いするとしても最後の手段という事になりそうです。 次に、走りに来てるロードスター乗りに予備のスロットルを持ってないか片っ端から声を掛けて見ました。TC2000パドック内のロードスターは、ビックリするくらいNCが多かったです。なんだかんだでまだまだサーキットはNBが過半数を占めていると思っていたので結構衝撃的でした。 比率は、 NA:NB:NC = 1:4:5 位でした。NAは僕を含め4台...寂しい。 と、余韻に浸りつつも数少ないNAオーナーさんに声を掛けてみました。 スロットルは、NA6とNA8では互換性がないので、4台から更に篩に掛けられ結局僕以外では1台しかいませんでした。で、その方もスロットルの予備は持っていないとの事。流石にそう都合良く行かなかったです。 意気消沈気味のところに会長から電話があり、クラブメンバーに連絡したら予備を持っている人がいるらしい。そして直接連絡をしたら、これから持ってきてもらえる事に! すっっっっげぇありがたい! もう、スロットルを現地で手に入れられなかったら不動はどうしようもないから積車の手配に悩んでたんですが、思わず両方の問題がクリアになりました。 知人の手を借りてピットの中に移動していた車を、サーキットスタッフの方の好意でゲート近くの駐車場に牽引していただきました。クラブのメンバーは、聞いていた時間よりも30分位早く着てくれて僕がぽかんと見ている間に神がかり的な手際の良さ(その上丁寧)でスロットルを交換していただきました。 それまで待ってくれていた一緒に走った知人たちは、その頃に帰路に着きました。 今まで一緒に待っててくれてありがとうございます! 今回、人の温かさと仲間の大事さをとっても実感しました。 わざわざスロットルを持ってきていただいた上に交換作業までしていただいた組長様&姐様 適切なアドバイスとメンバーへの連絡に尽力いただいた会長。 ショップに積車の件でわざわざ連絡してくれた、今回同行した皆様。 嫌な顔せず、同情してくれて励ましの言葉まで掛けてくれた現地のロードスターオーナー様。 サーキットの走行時間終了後、一番奥のピットからゲート脇の駐車場まで牽引してくれたサーキットスタッフの方(ライセンス講習の時に居た方だと思います。) 皆様、本当にありがとうございました。 最後に、今回も動画を撮影できたので公開します。 ヒールアンドトーの回転数合わせが出来てないのはご愛嬌って事で。 あ?恥ずかしい...。

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