読みかけ

読み途中の小説 今読んでいるのは東野圭吾の「宿命」。 以前古本屋で東野作品をいくつか購入したが読まずに本棚に寝かしていた。その中の一冊。 読み始めると、これがまたはまるはまる。
(映画も出てるんだ!知らなかった) 以前同様、東野作品は電車でなくても読みたくなってしまう。 今日も会社に到着してから始業のベルが鳴るまでの時間を読書に費やしてしまった。 間違いなく、昼休みも読書に充てるだろう。 東野作品と、僕が一番好きな村上春樹の作品は読み方が違う。 東野作品は、とにかく話の先が気になる。読み進めずにはいられなくなる。 逆に村上作品は先へ先へと急いで読むのではなく、より風景や人物の描写を自分なりに想像しながら読んでいくのが楽しい。何度も読んでいるからというのもあるのかもしれないが、自分なりの風景が出来上がっている場面がいくつもある。 「1973年のピンボール」で、主人公がピンボールがたくさん並べられた倉庫(だったかな)に入ったところや、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の世界の終わりにある図書館や風車小屋。「ノルウェイの森」の阿美寮のレイコさんと直子の部屋、「スプートニクの恋人」でミュウが観覧車から自分の部屋を眺めた時の風景。 他にもたくさんある。自分のイメージが著者のイメージと全くかけ離れたものかもしれないが、小説を読むたびにその風景が頭に浮かぶ。 また、昔その場面を想像した状況もよみがえる。「ねじまき鳥クロニクル」を読んでいると、学生時代、授業の一限に間に合う時間に大学に着いたのに授業をサボってキャンパスのベンチで小説を読み耽った事を思い出す。 このように、村上作品は小説自体の楽しさに加え、それに付随した楽しみ方がある。 また、村上作品には食欲を刺激される事がある。 「ねじまき鳥クロニクル」を読んでいるとスパゲティが食べたくなる。「ダンス・ダンス・ダンス」を読むと酒が飲めないのにピナコラーダが飲んでみたくなる。「ダンス・ダンス・ダンス」で五反田君に振る舞ったり、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」で図書館の受付係の大食いの女の子に振る舞ったありあわせの材料で作った料理も食べてみたい。 村上作品は色々と楽しめて飽きません。 みなさんも是非読んでみて下さい。 あれ?冒頭は東野作品の紹介で始まってるのに(汗

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